仔猫を迎えようと決めた時、どこから迎えるが一番良いのか考えた事はありませんか？
一般的に仔猫を向かえる先は、保護猫、ペットショップ、ブリーダーの元から、この３つの選択肢からではないでしょうか？
私は、猫のブリーダーですが私の立場で３つの選択肢をそれぞれ、解説したいと思います。
目次
１．保護猫
1-1.保護猫のメリット
1-2.保護猫のデメリット
2.ペットショップ
2-1.ペットショップのメリット
2-2.ペットショップのデメリット
3.ブリーダー
3-1.ブリーダーのメリット
3-2.ブリーダーのデメリット
4.まとめ
１.保護猫
1-1.保護猫のメリット
一番のメリットは、お試しができる点でしょうか？実際に自宅に連れて帰りあなたの家の中でどんな感じになるのか実際に確認できる事は、大きな利点だと思います。
迎え入れた後に、何かあった時も相談ができる。保護猫施設の人たちは、１頭１頭の幸せを考え保護飼育されているため、引取り後も親身に相談に乗って頂けます。
殺処分される可能性のある大切な命を救う事ができる。
保護猫を迎えるにあたっては、飼育用品の購入以外の支出がありません。
1-2.保護猫デメリット
何かしらの事情で保護された猫たちなので、過去の不幸を再び負わせないためにも譲渡には細かな条件があります。実際に飼育される自宅のチェック、先住の子がいる場合は、避妊や去勢が済んでいるかなどの基準があります。男性の１人暮らしの場合は、譲渡不可の場合が多い。
譲渡後の契約内容を守れない場合は、猫を返さなくてはいけないケースも。
病気や腸内寄生虫などがいる場合がある。（お客様からのお話）
又、譲渡に関して費用が発生する場合もありますので事前に確認をしておいた方が、未然にトラブルを防げると思います。
・去勢手術 約１万円 ～ ２万円
・避妊手術 約2万円 ～ 3万円
・ワクチン費用 約3千円 ～ ６千円
2.ペットショップ
2-1.ペットショップのメリット
一番のメリットは、いつでも気軽に（気軽に？）見に行ける。一度に週種類の猫種を見比べる事ができるのがペットショップに一番のメリットでしょうか。今まで知らなかった猫種を気に入るケースもあります。
又、仔猫の飼育に必要な用品を同時に揃えられるので店員さんに説明を聞きながら揃えられるのもメリットになります。
会社組織なので、安心感がある。（大手のペットショップは、銀行が経営参加している所もあります。それが良いのか？悪いのか？は分りませんが）
2-2.ペットショップデメリット
先ずは、値段が高い。生体代金プラスで生命保障、マイクロチップ等々別で5万円以上するショップがほとんどです。
従業員のレベルに差がある。対応する従業員により、その猫の特性や注意点をしっかり説明できているか疑問。
私は、ペットショップで従事したことがないので分りませんが、店舗で見る生活スペースでは狭すぎストレスの元になります。バックヤードに広い部屋があれば別ですが。
ペットショップでは、小さく可愛い子が売り安いので親から離すのが早すぎる、と言うネット情報がありますが、これは全くの間違いです。ペットショップ反対派の勝手な意見、プロパガンダです。
法律でしっかり生後56日を経過しないと展示、販売はできないと定められています。
又、ペットショップ側も、まだ自分でしっかり食事を取れるかどうか分らない仔猫をブリーダーから引き上げるのは、リスクでしたありません。先ず、食べない事で体力も無くなり免疫力も下がれば疾病にかかりやすくなります。感染症などにかかれば、他の子達にも感染する恐れがあります。
そこまでして、リスクを犯すペットショップは無いと断言できます。
3.ブリーダー
３-1.ブリーダーメリット
飼いたい猫種が決まっている場合は、その猫種の事を熟知しているので詳しい話、飼育方法を聞く事ができる。
仔猫の飼育状況、母親や父親を確認することで成猫になった時の姿を想像しやすい。
価格がペットショップに比べ、安い。別途の料金もワクチン代くらいで済む。
最短、生後２週間くらいの頃から成長を見られる。
私のキャテリーでは、ご成約いただいたお客様へ、へその緒をプレゼント。（気がつくとポロッと取れて何処かへ行ってしまうケースもありますので全頭では、ありませんのでご了承下さい）
3-2.ブリーダーデメリット
敷居が高い。初めてのキャテリーの訪問に、どんな人が対応してくれるのか不安。
見学には、予約が必要。見学時間に制限がある。私のキャテリーでは、見学時ワクチン前の子を見学頂く場合には、抱っこはお断りしております。
見学したが、思っていた子では無い場合断りずらい。（お互いが幸せになるための判断ですので、気にせず断って下さい。）
３．まとめ
仔猫を迎え入れる先の保護猫、ペットショップ、ブリーダーそれぞれに私が考えうる意見を書かせて頂きました。私自身は、正直迎え入れ先は、どこでも構わないと思います。
一番大切なのは、仔猫も迎え入れる家族もお互いに幸せになれる関係性ができるのであれば、全て正解だと思います。
一般的に、保護猫は正義。ペットショップ、ブリーダーは悪。と言う図式があると思うのは私がブリーダーだからでしょうか？保護猫施設にも悪はいるし、ブリーダー、ペットショップには正義はいます。
仔猫を迎えたいと思えば、先ずは保護猫にしろペットショップ、ブリーダーにしろ迎え入れる先の情報は、しっかりと調上げて下さい。仔猫を迎え入れた後に、こんな筈では無かったと後悔しないよう、しっかりとした迎え入れ先を調査しましょう。
最後に、ブリーダーから厳しい一言を言わせてください。
猫を迎えようとした際、なぜ猫を飼いたいのか？再考してみて下さい。
見学に来られたお客様で一番多い質問は、抱っこできますか？です。
抱っこできますか？の質問には自分が癒されたい、と言う自分本位の意見であり、抱っこされたくない子にとっては、ストレスでしたありません。（ただし、抱っこ好きになる秘密の方法はお伝えしたいますが)その先、15年前後この子と一緒に過ごしたい、愛情を持って家族の一人として迎えたいのか？と再度いただき、その答えがYesならば私も全力で応援、支援させて頂きます。
お引渡しした日が最後ではありません。お引渡しした子が最後の日を迎えるまでのお付き合いです。SNSで繋がるお客様も多くいます。
この記事を読んで頂いたあなたとご縁がある事を願っております。
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